人前で発表するときに緊張して思い通りにいかなくなることへの対処

わたしは毎週のように人前で踊りを発表する機会があるが、相変わらずよく緊張する。昔よりだいぶマシになったほうだが、あがり症であることに変わりはない。あがりをなくす方法?と問われてストレートに答えを出すとしてら、それは「経験」と「慣れ」である。ただそれで片付けてしまうと、はじめてなにかを人前で発表する人にとっては「やっぱりあきらめて恥をかくしかないのか・・」となっておもしろくない。「経験」も「慣れ」もどちらもない前提で、人前ですこしでも堂々とパフォーマンスできる方法を考えてみよう。専門家のように詳しく解説はできないけれど、実際にわたしが過去に試して気づいた方法なのでやってみる価値はあるかも。

緊張して失敗しやすくなる条件

まず自分がどんな状態のときに緊張し、身体が言うことをきかなくなってダメになってしまうのかを思いつくままにあげてみよう。

1. 身体・生活が影響しているパターン

  • 身体が冷え切っている
  • 朝食を抜いている
  • お菓子や白砂糖をとりすぎる
  • 睡眠不足

2. 環境が影響しているパターン

  • 会場が沈黙している(笑かすところがまったくウケない)
  • 発表の途中でミスってしまう
  • 照明が明るすぎて素っ裸な気分になる
  • 苦手・嫌い・知らない人がたくさんいる

「1. 身体・生活が影響しているパターン」については、日頃の生活習慣がものをいうことが多いのですぐに改善しやすいのはこっち。「2. 環境が影響しているパターン」は、前もって自分自身がどうにかできる問題ではないのでなかなかに改善しづらそうだ。

自律神経の乱れによって持続してしまう緊張感

ある朝、大好きなプロレスラー、初代タイガーマスクの中の人佐山サトル氏の格闘精神がまとめられた戦闘生理学を見ていると、自律神経についてわかりやすくまとめられていた。

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経からなっている。人前にたってなにかを発表したり、キャパシティを超えた仕事が舞い込んできたりすると、そのプレッシャーによって「まずい」という不安を抱き「交感神経」の働きが優位の状態になる。「交感神経」と「副交感神経」の関係に差が生じたときに「自律神経が乱れた」ことになる。この状態が続くと緊張や不安感が持続するのはもちろん、身体の不調にまでつながってしまう。

では「交感神経」の働きを抑えればいいのでは?と思うが、「交感神経」を自分の意志で下げることはできず、もし自律神経を整えたいならば「副交感神経」を高める以外に方法はないそうだ。つまり身体をリラックスさせることによって「交感神経」と「副交感神経」をどちらも同等の状態までもってく必要があるってこと。

副交感神経を高めてパフォーマンスを高めよう

そういうことなら副交感神経を高めてやろうじゃないか。対策は、日頃の習慣を改善することと、実際に人前にたって発表している最中にある意識をもっておくのとで大きく2つに分かれる。

1.日ごろの生活習慣を改善する

  • 朝食を抜かずに食べること
  • 直前は身体が温まる食べ物をとること
  • 前日に睡眠をしっかりとること
  • 甘いものをとりすぎない(参考:砂糖を断つことの効能)

こうやって挙げてみると当たり前のことばかりだが、よくよく考えてみるとその当たり前のことができていなかったりするので注意。

2.発表している最中または直前に意識して改善する

  • 動作を極端にゆっくり
  • 動作をいったんすべてとめて”間”を作ってあげる
  • 発表の直前に瞑想を10~20分間やる

自分なりに試して最も効果があったと実感しているもののみ挙げてみた。

発表をはじめてしばらくすると誰でも焦って早口になったり、動作がうるさくなったりするものだが、そういうときは極端にゆっくり喋ったり動いてみることを勧める。本人は遅すぎて違和感を覚えるが、見ている人たちにとってはそれがちょうどよいし、たとえ遅かったとしても実際のところ気にしちゃいない。

発表中はずっとしゃべり続けておく必要もないので、思い切っていったん自分なりに区切りのよいところでスパッと話や動作を切って沈黙を作っても良い。そうすることで話の区分・輪郭がはっきりみえてきたり、たとえ内容がつまらないものだったとしても飽きられにくくなる。ただ、こちらもやってる本人は違和感を覚える方法なので日頃から練習は必要。

本番前の待機時間の緊張によって舞台上で疲れ果ててしまってはいけないので、発表前にはどんな体勢でもいいので座って、静かに目をつむって10分間ほどじーっと瞑想をしてできるだけ事前の緊張を解いておくことが重要だ。

おわりに

最初に書いたように、なにかを人前で発表するときは、その日までにしっかり準備し、何度もリハーサルして、周りからダメ出しをもらって改善し、自信に満ち溢れている状態を作っておくのがベスト。発表を楽しめる状態にできると緊張は解ける。

ただいつもその状態にもっていくのは難しいとおもうので、上に紹介した秘訣をぜひ一度おためしあれ!

おわり

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